*私は、部落解放同盟神奈川県連合会の執行委員長をしています。

部落問題と依存症問題とどのような関連があるんだ、と奇異に感じる人がいるかと思います。そもそもは、城間理事長との出会いから始まりRDP横浜やリカバリーパレードの関わりの中で、「横浜でNPO法人を立ち上げるので参加してもらえないか」と誘われて設立時から参加しております。

被差別部落出身者だけでなく被差別マイノリティは、社会的差別の中で「生きづ らさ」を感じて生きてきました。依存症も、精神科医の小林桜児さん(Y-ARAN顧問)が「信頼障害としてのアディクション(依存症)」であると提起しているように、依存症問題は人権の課題と通底するものがあるのではないかと感じていました。特に依存症に対するさまざまな偏見は、根深いものがあるように感じます。

差別と偏見は表裏一体であり、依存症に対する取り組みは、当事者や医療関係者だけでなく多くの方に関心を持ってもらいたいと思い参加しております。

微力ですが、これからも横浜における依存症問題、とりわけ偏見に対する啓発・研修について、共に取り組んでいきたいと考えています。

これからもよろしくお願いいたします。