設立の経緯・沿革

1990年代後半~
アメリカで新回復擁護運動

1990年代後半以降、アメリカで、アルコール・薬物依存症からの回復者や家族、専門家たちが中心になった「新回復擁護運動」が始まりました。その全国組織である「回復の顔と声」(Faces & Voices of Recovery)は、依存症は回復できる病気であることを社会に発信し、回復のコミュニティーづくりを進めました。

2010年9月
東京で第1回リカバリーパレード「回復の祭典」

アメリカでの新回復擁護運動の取り組みが日本でも知られるようになり、新回復擁護運動の考え方に賛同する当事者、家族、支援者も増えていきました。そして、2010年9月、東京で、第1回のリカバリーパレード「回復の祭典」が開催されました。リカバリーパレードの目的は、回復の喜びを分かち合い、回復者を見てもらうことを通じて、社会の人たちに「回復は可能であり、現実である」ことを知ってもらうことです。リカバリーパレードは多くのメディアでも報道され、その後、全国各地で開かれるようになりました。

2016年9月
第1回リカバリーパレード in 横浜

横浜で初めてのリカバリーパレードが開催されました。横浜などのリカバリーパレードに関わってきた有志が、組織設立に向けて準備を開始しました。

2018年7月
任意団体としてY-ARANを設立

2018年7月7日、横浜依存症回復擁護ネットワークの設立総会を開催し、任意団体としてのY-ARANの活動が始まりました。

2019年5月
NPO法人として活動開始

2019年4月1日、横浜市より、特定非営利活動法人(NPO法人)として認証を受け、同年5月、NPO法人化しました。

2020年12月
横浜リカバリーコミュニティー(YRC)スタート

回復の拠点であり、リカバリーコミュニティーセンター(RCC)の機能を持つ横浜リカバリーコミュニティー(YRC)を、地域活動支援センターとして開設しました。

2021年2月
滝頭ハウス開設、入居開始

退院者の帰来先ともなり、依存症者の回復の拠点ともなる住居として、YRCから徒歩5分の場所に、ハウス(物件)を契約し、入居者の募集を始めました。

2021年6月7日