行進は取りやめ 恒例の琉球太鼓やコーラス隊が出演
アルコール、薬物、ギャンブルその他の依存症や、心の病、生きづらさなどから回復している(回復しつつある)当事者らが回復の喜びを分かち合うイベント「リカバリー・パレード『回復の祭典』in神奈川2022」(同実行委員会主催)が11月19日(土)午後1時~3時、横浜市中区の象の鼻パーク・開港の丘周辺で開催される。
リカバリー・パレード(リカパレ)は、当事者、家族、友人、一般の賛同者がともに街に出て、回復があることや回復の姿を社会にアピールするイベント。依存症や心の病に対する無理解、無知識、偏見を取り除き、回復しやすい社会をつくることを目指す。
依存症の治療や当事者運動で知られるアメリカのウィリアム・ホワイト氏が2007年に来日し、「東京で回復者らが5,000 人行進したらどうなると思う?」と問い掛けたことなどをきっかけに、2010年から毎年、東京でリカパレが開かれるようになった。その後、各地に広がり、横浜では2016年から開かれてきたが、2020年はコロナ禍で中止、2021年は東京・横浜合同でオンライン形式で開催した。
今年は、横浜だけではなく、神奈川県内の関係者で実行委員会を組織。コロナ禍の影響の見極めや準備の体制づくりのため、街頭パレードは取りやめ、リカパレ恒例の琉球太鼓(エイサー)や、回復者らでつくるコーラス隊の歌、回復者や家族のスピーチを行う。
同実行委員会の城間勇委員長(リカバリー・パレード「回復の祭典」東京・横浜2021 実行委員会 事務局長)は「依存症は死にもつながる病気ですが、回復できる病気です。リカバリーパレードはそのことを、社会や、依存症で苦しんでいる仲間、家族に知らせる活動です。多くの回復者が集まり、回復している姿、回復の顔と声を伝えたい」と話している。
⇒リカパレ東京・横浜2021(オンライン開催)のアーカイブ動画はこちらから
⇒リカパレ東京・横浜2021 プレ企画2 『リカバリー・パレードのココがいい! ~依存症からの回復の道』(オンライン開催)のアーカイブ動画はこちらから
⇒リカパレ東京・横浜2021 プレ企画1『依存症からの回復への道〜リカバリーパレードとは?』(オンライン開催)のアーカイブ動画はこちらから
リカバリー・パレード「回復の祭典」in神奈川2022 実行委員会
事務局:
横浜市磯子区下町12-14
Y-ARAN(横浜依存症回復擁護ネットワーク)内
E-mail:rikapare@y-aran.org
ウェブ:https://y-aran.org/rikapare/
電話・FAX:045-353-9130