*はじめまして。

私とY-ARANとの出会いは、2017年ごろのリカバリーパレード in 横浜でした。当時、横浜ダルクで職員をしていた私は、自分の問題や依存症の仲間の問題に毎日走り回っていました。リカパレでは、さまざまな依存症者やその他の精神疾患を持った人たちと出会いました。そこで、自分が知ってる以外の回復の方法があり、回復擁護という言葉も知りました。

社会で自分が依存症ということを隠すことなく、いろんな方法で回復でき、それを選べることが出来たら素晴らしいことだな、その役に立てたらいいなと思い、Y-ARANの理事をさせてもらうようになりました。

YRCが立ち上がったのと同じころ、私は横浜・港南区で「HOPE」という施設の立ち上げに参加し、現在そこで職員をしています。生活訓練と就労継続支援B型の多機能型施設です。

お酒や薬を使わない生活ができるようになっても、その後の就労や社会生活がうまくいかないという依存症者を多く見てきました。依存症以外の障害や病気がある人もいるかもしれません。そんな人たちもサポートしたい、そして回復の先にできることは何か? そんな思いをこの施設に込めました。Y-ARANと共に、依存症者の回復支援を考えていきたいと思います。

HOPEの就労継続支援B型ではコ-ヒーの焙煎をしています。施設のみんなで作ったおいしいコーヒーを用意していますので、機会があったら、ぜひ飲んでみてください。