横浜に9万人の仲間

横浜市の推計によると、横浜市内では9万人以上の人たちが、アルコールやギャンブルなどの依存症、薬物の使用、ゲーム障害などに悩んでいるとみられます。このうち専門の医療機関や回復のための施設、相互支援グループなど(回復資源)を利用している人はわずかで、多く人が依存症に悩みながら、回復資源を利用していない「潜在的な依存者」だとみられています。

実際に依存症に悩んでいる人の数は、なかなかわかりません。
「横浜市依存症対策地域支援計画(仮称)素案」では、国などの研究結果に基づく依存症の生涯経験者の割合をもとに横浜市内の依存症者の数を推計しています。

依存症に悩む人の数

横浜市依存症対策地域支援計画(仮称)素案によると、各依存症に関連する状況は以下の通りです。

横浜市内のアルコール依存症の生涯経験者推計数
 男性 約12,000人
 女性 約 3,000人

横浜市内の薬物使用の生涯経験者推計数
    約 59,000人

過去1年以内にギャンブル等依存症が疑われる横浜市内の人の推計人数
    約 16,000人
生涯でギャンブル等依存症が疑われる横浜市内の人の推計人数
    約 70,000人

横浜市は、アルコール・薬物・ギャンブル等依存症をはじめとした依存症全般を対象とし、依存症に関する支援の方向性を民間支援団体等や関係機関等の支援者と共有することで、包括的な支援の提供を目指し、横浜市依存症対策地域支援計画(仮称)の策定を計画しています。計画期間は5年間(2021年度から2025年度)です。

出典:
横浜市ウェブサイト「横浜市の依存症対策」
「横浜市依存症対策地域支援計画(仮称)素案」


2021年7月20日